新年明けましておめでとうございます。

突然の地震で大変な思いをされている方々に心よりお見舞い申し上げます。

自然災害の中で最も恐ろしい瞬間の一つである地震に見舞われ、その不安と恐れの中で、どれほどの困難に立ち向かっていることか察しております。

２０２４年１月１日という日。

実は暦（こよみ）の上では一粒万倍日・天赦日という最強の運気が高まる日。まさに最高の吉日であったそうです。

しかし、石川県能登半島を中心とした地震がこの日に発生し、甚大な被害が御座いました。

被害状況が少しずつメディアで報道され、懸命の救助により数日経って瓦礫の中から助かるご老人、あるいは建物の下敷きとなり失われた幼い命があったニュースに触れると切ない気持ちになります。

我々は、全ての人に「明日」という未来、その先の数年後が必ずあって、先々の計画を立てたり準備をしますが、一つの出来事で一瞬にしてそれを失う。

まさに世の中の不条理を感じてしまいます。

禅の言葉に「莫妄想」という言葉がございます。

過去の出来事に執着、または訪れない未来への憂いや不安は全て妄想である。つまり、今この瞬間、その刹那を懸命に生きなさいという意味だそうです。

こうした災害は、人々が団結し、助け合うときであります。どんなに厳しい状況でも、皆様の強さと結束力で今を生きて頂きたい。そう願っております。

どうかお身体を大切にし、ご家族やご友人との絆を頼りに、一歩ずつ前進していただければと願っております。

心よりお見舞い申し上げます。そしてご健勝をお祈りしております。