玄関ホールリフォーム工事(燕市、旧西蒲原郡吉田町)
この度、燕市内、築150年の古民家の玄関スペースをリフォーム致しました。
間口3間の玄関スペースを来客用と家族の通用口を2か所専用に設けました。
出入り口に置いておきたいモノは靴以外にも傘、帽子、農作業の道具等、屋外とのつながりでしまいたいモノがいくつもあります。
ところが、従来の下駄箱だけでは足りないので、玄関のタタキに色々なモノが置かれた状態になりがち。家の顔であるはずの玄関が生活感にあふれてしまうので、ウォークイン型の収納を希望する人が増えています。玄関の老朽化も含め、そうした要望を受け止めてこの度の工事を行いました。
来客用と家族用の出入り口を明確に分離する事でサンダルや運動靴といった普段履きのものは、そのまま並べても家族用の出入り口であれば全く気になりません。おかげで、来客用玄関はいつもすっきり。家族も来客も気持ちよく使える場所になります。
仕上げに使う素材は原則自然のものとし細部の見切り縁に至るまで極力石油製品や工業建材は使いませんでした。
玄関の外壁は杉板の縦張り。内装の腰板は杉の羽目板と聚楽壁。土間は豆砂利の洗い出し。まさに木と土と石で出来た玄関ホールが完成。
そして既存の無垢の上り口の廊下をサウンディングし亜麻仁油(ワトコティンバーレックス)を塗りました。
松の持つ本来の表情をオイルフィニッシュで演出しウエットタッチな仕上がりが素材の持つ本来の表情とおもむきを与えます。
さらに全てにおいて手作り感のある出来栄えが元々の建物に負けない存在感となりました。
仕様
- 土台 ヒノキ4寸角
- 柱 杉 4寸角
- 外壁 杉板(ノンロッド仕上げ)
- 壁 下地PB12.5 仕上 聚楽壁(白)
- 腰板 杉羽目板
- 造作材 杉
- 下足入 パイン集成材(水性ウレタン仕上)
- 土間 豆砂利洗い出し
- 廊下 オイルフィニッシュ(ワトコ仕上)
←「カウンターリフォーム工事(三条市)」前の事例へ 次の事例へ「外構工事(三条市)」→
- ←「カウンターリフォーム工事(三条市)」前の事例へ
- 次の事例へ「外構工事(三条市)」→