Archive for the ‘未分類’ Category

塚野目のいえリノベーション(三条市)

2024-12-19

 

 

築40年の専用住宅。
10帖の台所と8帖の和室そして縁側を1つのスペースとし水廻りも一新。
合わせて断熱改修も行い快適な居場所にリノベーションしました。

建材を使わない無垢材の空間。
古い柱をあえて残し、ほぞ穴を埋木し見せることによって
リノベーション感を強調するとともに大正時代のケヤキの床ノ間の板と
腰付千本格子の古建具を再利用。
まさに唯一無二の空間が誕生いたしました。

施工前は不動沈下によって床の著しい傾斜、また壁の傾きもひどく、
その不具合も極力解消し居心地のいい場所が出来上がりました。

 

基本設計 wao渡邊長利建築設計事務所

 

 

三柳のいえリノベーション(三条市)

2020-12-16

 

 

築41年専用住宅のリノベーション
銀杏(イチョウ)の板を既存出窓カウンターに使いました。
クライアントからのオーダーで両側から書籍たくさん収納出来、書棚を一周出来るアイランドブックシェルフを製作。
建具は全てナラ(オーク)の突板を面材に使い、オイルフニッシュで仕上げ、金具は黒色の鋳物製でアクセントを付けました。
そしてリビングの仕切りには吉村障子を建て込み見付を統一。
まさに空間に自然を取り入れる。
弊社の考える「Sakurai Method」を元に杉をふんだんに使った居心地のいい場所が今ここに出来上がりました。

屋根のリフォーム(三条市、旧栄町)

2019-02-07

築50年、事業所の屋根工事を行いました。

長年の風雪に耐えたこの屋根も赤さびで腐食し、一部は剥がれ鼻先の部分は完全に穴が開き雨漏りが止まりません。

この工事は既存の屋根の上から新たな屋根をかぶせるカバールーフを選択。

腐食の激しい鼻先は屋根材を切断し下地の木毛セメント板も張り替え、同時に鼻隠しと破風の張替も行いました。

無垢の店舗家具工事(三条市)

2015-11-05

時代の経年変化を楽しむ・・・

何百年と経過したアンティーク品に見られるサビや剥がれ、傷や汚れなどの風合いを、塗料や道具を使って表現する技法をエイジング塗装といいます。
特に木のエイジング塗装はダメージの当て方や塗料の組み合わせ次第で、思い描く年代やあらゆる地域で生まれた古木の風合いを表現することができます。
また塗料を塗る素材、表面に凹凸があり木がダメージを受けている『グレイかかった色合い』にしたい場合、新品の傷ひとつ無い木材にいろいろな塗料を何度塗り重ねても塗料だけではここまでの表情を出すことはできません。
新品の木材をワイヤーブラシやうずくりを掛け木に同じようにダメージを与えてから塗装することで本物により近い表現が出来ます。
このようにエイジング塗装は、より深みのある汚しや色合いを出したい場合は『塗料』だけでなく『素材』自体にもエイジング加工をする必要があるということです。
この度、以前仕事をさせて頂きました、三条市内にある美容室様の依頼で無垢の陳列棚の製作に伴いエイジング加工を施しました。
一部耳付きの杉の荒木を3枚ずつはぎ合せ、製材時のバンドソーのパターンを表情化して自然素材のぬくもりとアンティーク感のある状態に仕上げました。

 

仕様
杉板エイジング加工